COL’s Blog

京都でのBCL、小物釣り、野菜作り等趣味の活動状況 ©COL

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Photo: Sézanne, Marne, France

2019年 フランス・シャンパーニュ地方のヴァカンス(その2)

8月8日(木)
 8時、言われた時間に食堂に下りると朝食の準備がされていたが、無人。暫くするとジャンがバンを買って帰ってきた。食事を作るのは苦にならないのだとか。
 8時半になってもクリスチアヌが起きてこないので、ジャンが呼びに行った。彼女が早起きでないのは分かっている。やっと起きてきたので、おはようのキスをした。「本当は、私は4回なんだけど、多いから2回!」と彼女は笑った。

 11時30分、車でスーパーマーケット«ALDI»へ買い物。その前に、セザンヌ駅に立ち寄ってもらった。駅としては廃止されているが、駅舎は窓や出入口は塞がれているものの残っており、路線はこの地域で獲れるトウモロコシなど穀物を運搬する貨物線として存続している。駅前に柵が設置され、医療系複合施設の建設計画の看板が立っていた。
 スーパーマーケットではガレットなどのお菓子ほかを購入。洗剤売り場に軟水剤anticalcaireがあった。水道水の硬度が高いフランスでは必需品。洗濯1回分に50円くらいかかるようだ。
 セザンヌの周縁部には、他に«Leclerc»、«Leader Price»といったスーパーマーケットがあり、隣接する人口数百人規模の町村からも集客していると思われる。中心部の歩いて行ける場所にも«Casino Shop»というコンビニエンス・ストアがあるので、日常の買い物の環境は整っているようだ。

 12時、ジャンが街を一周する散歩に連れていってくれることになった。並木に囲まれた遊歩道は実に気持ちがよい。20分ほど歩くと突然、緩い斜面にブドウ畑が広がる。その向こうに市街地と教会。さらに向こうには再びブドウ畑。実にフランスの田舎らしい風景。今年は高温と少雨により枯れたブドウが目立つ。市街地に戻り、BBGRという光学メーカーの工場の前を通り、帰宅。
 クリスチアヌはその間にピクニックの夕食を準備してくれていた。
 「なぜ、ここに住むことになったの?」「この近くに住んでいる知り合いを訪ねたときに不動産業者でこの物件を見つけたんだ。」「建ってから100ないし200年くらい過ぎていると思うわ。」「前の所有者がかなり改造したようだ。」地下にはカーヴ(貯蔵庫)がある。欠点と言えば駐車場がないことか。
 「以前、ブルターニュ地方で物件を探していたよね。」「パリまで時間が掛かり過ぎるの。5時間よ。妹のジョエルにモンペリエから来てもらうおうとすると、1日で来れないわ。ここなら、パリまで1時間半で行けるし、モンペリエに行くときは駅に無料で駐車してTGVに乗れるわ。」
 17時、エトージュ城に向けて出発。

 17時20分、北へ9km走ったところでモンドマンMondementの丘に建つ第一次世界大戦の戦勝記念碑へ。1914年に7日間で仏・英・独合わせて67,000人もの死者を出した「マルヌの戦い」の地。そのような場所には見えないが、陸続きの国にとっては水平線の向こうの隣国から攻め込まれる不安が常にあるのだろう。

 18時、エトージュ城Château d'Étogesに到着。周囲の濠を含めて100m四方のこじんまりした城。てっきり城の内部を見学するのかと思っていたが、城のオリジナルのシャンパーニュを1本注文し、外のテラスでみんなで一杯やるという趣向であった。
 グラスを手に、青空に流れゆく雲とまだ見頃のバラの花を眺めていると、こんなところに豊かさを感じる。ジャンが「結婚した記念にここに泊ったんだ。」夫婦の思い出の場所なんだね。
 20時、マルイユ=シュル=アイMareuil-sur-Ayの「ギ・シャルボ」«Guy Charbaut»に到着。5年振りの2回目の訪問。前回はシャンパーニュ醸造の見学だけであったが、今回は宿泊もする。前回、民宿chambre d'hôteもやっているのを見て泊まってみたいと思っていたので、嬉しい。部屋は2階で、庭の向こうに運河が見える。談話室の冷蔵庫にはシャンパーニュが冷えているのはさすが。無論、有料で、ハーフボトルで10€から。

 早速、ジャンとクリスチアヌが庭でピクニックの準備を始めている。テーブルと椅子が備え付けてあるのでありがたい。アボカドと弁当箱に入ったレバノン風サラダのタブレTabouléを頂いた。夕暮れ時でツバメの大群が頭のすぐ上で舞っていた。